2016年12月4日日曜日

夢に向かって離塁する勇気


野球場をつくってみよう。

そう決めたとき、最終的に予算がいくらいるのかは算出してはいませんでした。
概算だけでも出してみようとはしたのですが、途中で諦めました。

野球場を手づくりしたという前例を知りませんでしたから、計算のしようがなかったのです。

でも、それが幸いしたともいえるでしょう。

もしサンプルになるような例があったら、夢をその金銭に換算してしまって簡単に諦めていたでしょうから。
行く手に請求書がぶら下がったハードルがいくつも見えたら、だれだって尻込みしてしまいますよね。

ゴールがよく見えなかったからこそ、闇雲にスタートをきることができたのです。

いくらかかるかはわからなかったものの、おこづかい程度の資金では間に合わないことは
さすがに理解していました。
そこで資金集めのイベントをしようということになりました。

それが「グラウンドエイド」で、その8年前に開催されたアフリカ難民救済のチャリティーコンサート「ライブエイド」のパクリ。
僕たちの球場づくりの窮状を救ってください、がコンセプトというわけです。

アマチュアバンドのライブで寄付金をお願い、という虫のいいイベントでしたが、予想以上に反響があって驚きました。

 想いに共鳴した。
 同じ夢を共有したい。

そんな人々が多数集まってくれたのです。

いまさらですが、ぼくたちの野球場づくりという遊びは、最初から最後まで多くのひとびとの想い支えられていたのですね。

あのときのタイトル「俺達のフィールド オブ ドリームス」は「みんなのフィールド オブ ドリームス」にすべきでした。


この日までに刈った草の山で作った「聖火」に点火して
イベントがスタート


地元の青年たちのバンドも
いくつか演奏してくれました



ステージの向こうに
それぞれが夢を見ていたのでしょう
一般的なライブとはちがう
不思議な空気感が漂っていました


せこい花火でしたが
夢のはじまりをことほいで…


イベントの翌日
宴のあとの片付けを終えての記念撮影

「もう夢しか目に入らないぜ!」

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