2016年11月12日土曜日

オーナーの“意気込み”を数値化してみれば…

前回のつづきです。

プロ野球オーナーの成績表

2016年版は下記のようになりました。

  ① 堤 義明  西武ライオンズ    47点
  ② 松田耕平  広島東洋カープ    25点

  ③ 孫 正義  SB・ホークス      20点
  
 宮内義彦  OX・バファローズ  15点
  ⑤ 大社義規  日本ハムファイターズ 14点
  ⑥ 永田雅一  大映スターズ     12点

  ⑦ 中内   ダイエー・ホークス  11点
  ⑦ 重光武雄  ロッテ・オリオンズ  11点
  ⑨ 大社啓二  日本ハムファイターズ 9点
  ⑩ 中部慶次郎 横浜ベイスターズ    8点

  ⑩ 中部謙吉  大洋ホエールズ     8点
  ⑩ 重光昭夫  千葉ロッテマリーンズ 8点
  ⑬ 松園尚巳  ヤクルトスワローズ   7点
  ⑭ 有馬頼寧  セネターズ       5点

  ⑮ 三木谷浩史 楽天GE         4点
   松田 元  広島東洋カープ     4点
  ⑮ 田村駒治郎 松竹ロビンス      4点
  ⑱ 中部新次郎 大洋ホエールズ     2点
  ⑲ 松田恒次  広島東洋カープ     1点
  ⑳ 中部謙市  大洋ホエールズ     0点
  ㉑ 高橋龍太郎 高橋ユニオンズ     0点


   ※同点の場合は優勝回数で、また所有年数の少ない順です
    マリーンズの重光昭夫氏は代行の肩書きですが実質オーナーという理解で
    (あくまでも遊びですから細かいことに目くじら立てないようお願いします)

                    ❇

すでに物故者となられた方、また、オーナー職を辞した方、剥奪された方の加点はありませんから、赤字の現役オーナーのみ評価があがりました。(評価点については前回の記事参照)

めざましい躍進をしたのはホークスの孫正義氏。みなさんご想像のとおりです。

あれから日本一2回、Aクラス入り2回で8点増加して一躍3位に踊り出ました。
「世界をめざす!」という意気込み、熱意がそのまま結果に出たというところです。

逆に伸びがみられなかったのが宮内義彦氏。Aクラス入り1回だけの1点のみ。
こちらは「球団経営に意欲をなくしている」という風評が反映されたようにも見えます。

しかも宮内氏の場合は、球史に残る汚点ともいえる近鉄バファローズ消滅の張本人でもあり、個人的にはマイナス評価です。
オリックス・ブルーウェーブ時代にイチローという得難い逸材を得て手にした栄光を台無しにしてしまったのが惜しまれます。

ところで、わがカープの松田元オーナーはというと、Aクラス2回、優勝1回と、このところの躍進で4点の増。
めでたくドベを脱して15位へと上昇しました。

いまの戦力を考えれば、近い将来、かなり上位に進出する可能性を秘めているといってもいいんじゃないでしょうか。

ただ、懸念材料がないこともありません。

「5割でええで病」
これが再発しないかということ。

いちおう今回優勝したことでもあり、またしばらくは5割ラインでえかろうと、みずからチームの勢いにブレーキをかけてしまわなければいいがという不安です。


せんだっても、優勝が決まったときの談話で「この感動が先々まで残るものであってほしい」と語っていたのがひっかかっています。

読みようによっては、「またしばらく優勝するつもりはないで」そう語っているようにも読めたので。

まあ深読みの拡大解釈なのかもしれませんが、過去の“実績”があるだけに、どうしてもネガティブに理解してしまうんですね。

これも古くからのカープのファン気質とでもいうんでしょうか。(笑




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