きのうから、お粥で復食はじめました。
柔らかいもの、刺激のないものを避けて、納豆や豆腐、タマゴといった高タンパクのものを少量、ゆっくりたくさん噛んで食べてます。
食べ物のありがたさ、おいしさがしみじみと感じられて、この時期も悪くありません。
からだが、「ちょっと急ぎ過ぎだよ」とサインを送って来たので、この昼は抜きましたが…。
だいたい断食の初心者の方は、この復食期で転けるんですね。
「やったー、断食終わった!」とばかりに、あれもこれもとやたらに食べはじめてしまうんです。
これをやると、元の木阿弥。
リバウンドです。
復食期に断食の効果が劇的にあらわれてくるので、ここで過食してしまってはこれが期待できないどころか逆効果。
からだに負担をかけただけになってしまいます。
これでは、せっかくの「辛抱の時間」が台無しです。
断食は、食を断っているときより、もどすときの方が大事。
この時期を断食といってもいいくらい大事な時期なのです。
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辛抱といえば、ことしのプロ野球は、広島東洋カープが25年ぶりの優勝、また横浜DeNAベイスターズが初のクライマックスシリーズ出場を果たすなど、低迷つづきだったチームが長かった桎梏から解き放たれたシーズンでした。
海の向こうの本家メジャーリーグでは、シカゴカブスが108年ぶりにワールドシリーズを制して、ファンや関係者はようよく「ヤギの呪い」から開放されたと喜んでいるようです。
もうみなさんご存知でしょうが、なんでも1945年にリグレーフィールドで開催されたワールドシリーズでヤギとの入場を断られたビリーさんが激怒して、「カブスは二度と勝てないだろう」と捨て台詞を吐いて去っていたという事件があって、その彼(とヤギ)の恨みがずっと呪いとなってカブスは勝てなかったのだというホラー仕立てのストーリーが生まれていたのですね。
スタジアムでヤギといっしょに観戦しようという「親心」を微笑ましく思うものの、スタジアムにヤギを連れ込もうとする飼い主の蛮勇にあきれていたのですが、実際にはそれまで何事もなくビリーさんはヤギといっしょにリグレーフィールドで観戦できていたというのですから驚きです。
牧歌的な時代というか、山羊歌的な時代だったのですね。
長いくびきから解放されたチームが続出した今シーズン。
日米の球界で起こったシンクロニシティーとも言えそうなこの現象は、もしかして、日本が70年の米国からの隷属から解き放たれる幕開けの年でもあるのかもしれません。
そう思いたいし、そう考えると、このたびのカープの優勝がさらに大きな輝きを帯びてくるように思えるのです。
そうそう、ヤギならぬ蛇足になりますが、かつて阪急ブレーブスの本拠地であった西宮球場は、このリグレーフィールドを模してつくられたといわれています。
その西宮球場の「解体レポート」を以前からYouTubeにアップしていますが、その電子書籍版が藤井寺球場につづいて近々刊行される予定です。
そのときはまた、あらためてご案内いたします。
こちらがパート2
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