2016年11月30日水曜日

夢のような物語りが現実になるとき

毎年7月20日の津田恒美の命日にはドリームフィールドで「津田恒美メモリアルゲーム」をしていたのは、前回の投稿で紹介しました。

そして20世紀最後の締めくくり、2000年にはカープOBチームが来場してメモリアルゲームをすることができました。

「お前がつくれば、彼はやって来る」

映画「フィールド・オブ・ドリームス」で、農夫が野球場を作るモチベーションとなったこのフレーズが、ぼくたちの野球場づくりの動機でもあったわけですが、その「彼ら」がやって来たのです。



これは「シューレス・ジョーの橋」。
映画「フィールド・オブ・ドリームス」で
あの世からあらわれたメジャーリーグの名選手に
敬意を表してのネーミングです。

センターの奥から山稜の向こうのへと
結ぶように架けたもの。
この橋を渡って「彼らはやって来る」ということで。

つまりはドリームフィールドと夢の世界とをつなぐ架け橋という見立ててです。
カープOBの面々も
もちろんここを渡ってやって来ました。


当時OB会長でチームの監督でもあった
長谷川良平さんのあいさつ。
「あんたら面白いことしとるよの」
たしかそんなお褒めのことば?(笑
をいただいたと記憶してます。

ということでゲーム開始です。
この日は安仁屋宗八さんもマウンドに。
津田恒美を偲ぶゲームにはもっともふさわしい。
安仁屋さんと津田との
こころ温まる師弟関係は
ここで紹介するまでもないでしょう。

写真は小川達明さん。
崇徳高校時代に山﨑隆造さんとともに
春の選抜大会を制覇したときのクリンナップでしたね。
カープでも一時主軸を打っていた彼が投げ
バックでかつてのエース高橋里志さんが守る。
OBチームならでは光景です。

ゲームが終わっての懇親会。
グラウンドの一角につくったバーベキューコーナーです。
そうか、「野球場でバーベキュー」も
カープより早かったんですね。(笑

こちら求めに応じてサインをする高橋里志さんです。
カープ黄金時代の停滞期に
奮闘しての20勝は見事でした。


この日のためにハウスに併設したシャワールーム。
これも手づくりで用意したのですが
OBたちには、お気に召さなかったらしく
だれも使ってくれませんでした。(笑


なにはともあれ、ぼくたちがつくった野球場
ドリームフィールドにカープのOBたちがやって来てくれた。

「お前がつくれば、彼はやってくる」

映画「フィールド・オブ・ドリームス」のなかで
再三語られていたこのフレーズを実感した日でもありました。

農夫の耳に天から聞こえてきたこのフレーズは
もちろん野球場をつくってしまうという
物語りに託しての映画の主題でありメッセージ。

「あなたがコトを起こせば、ひとは集まって来る」
そして
その想いは、きっと成就する。

そのことを語っていたのです。

















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