5月20日の試合
広島 000100000-1
中日 01000100X-2
中日 01000100X-2
勝 又吉3勝 負 九里3敗4敗 S田島1勝1敗10セーブ
そしてカープはといえば先発九里投手の粘投空しく、攻守に精彩を欠いてドラゴンズに連敗した。
実は今シーズンがはじまる前、「今年のカープを占う」という企画である方とプライベートの対談をしていた。
広島市内のホテルのロビーでお茶をしながらというフランクな雑談のようなものだったのだが、それがモノになりそうだったら開幕前にテキストにまとめて『カープ学講座』で披露してみたいという腹づもりだった。
チーム力を客観的に評価するという専門的な視点からのものではなく、ファン感情をぶつけ合うようなものでもなく、選手たちの性格とか運勢的なところから占ってみようという“お遊び”。
選手たちも人間である以上、もてる技術や体力をそのまま発揮できるわけではないだろう。
もともと持っている性格や、そのときの感情やモチベーションの強弱、それらに少なからず影響を与えている運気というものにも左右されているはずだ。
あえていえば、グラウンド目線ではなく、見えない部分から今年のカープを占ってみようというアイディアだった。
しかし、残念ながら身内にごたごたがあって時間をとられてしまって、それは実現しなかった。
それでもそのときの対談の内容はずっと頭にあって、実際のカープの戦いぶりと照らし合わせて思い出しては、面白く味わったりもしている。
ああ、たしかにあの選手のトラウマはまだ解消されていないらしい。
某選手の性格は、こんなかたちで出ていたのか。
シーズンを追うごとに予感や予言を現実がなぞっているようで、驚きとともに甦らせたりしている昨今だ。
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そんななかのひとつに菊池選手のことがあった。
実は菊池選手については「なんだかチームからいなくなりそうな胸騒ぎがする」、そんな予感めいた話がでていた。
そのときは、「いずれ近いうちにメジャーに行くか、よそに移籍するということじゃないか」ということで、話は落ち着いた。
菊池選手がずっとカープにいることは考え難いから、ということになったのだ。
ところが今、現実に菊池選手はグラウンドから消えた。
「体調不良」ということで、この試合でもベンチを温めることになった。
「いずれ移籍するのではないか」ではなく「体調不良でグラウンドから消えた」のだ。
予感というか、不安は的中してしまった。
ここまで菊池選手は4試合に休養し、ベンチを温めることになった。
その4試合に、カープはすべて負けているのだ。
予感は「一時的な離脱」というニュアンスではなく、「いなくなる」そんなイメージだったようだ。
もし現実にそうなれば、カープはとんたハンデを背負いながら戦っていかなければならないことになる。
菊池選手の代役で出場の西川選手は、三塁守備でまたエラーをしているし、二塁にまわった安部選手もチョンボをしてしまったが、彼らに限らずいかに選手層が厚いカープといえども菊池選手のかわりはいない。
もともと楽に戦えるペナントレースというのはないのだし、選手の離脱も当然折り込み済みだったろうが、それが菊池選手となると事態は深刻だ。
結論をいってしまえば、対談では「カープが負ける」という結果はでなかった。
たぶん今年も優勝するだろう、ということにはなった。
それが当たることを願う一方で、菊池選手の離脱予感に関しては、はずれることを祈りたい。
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