2017年4月15日土曜日

“加藤ルール”のリスク

4月14日の試合
広島 00100010-2
阪神 000001X-4

勝 メッセンジャー2勝 S ドリス 1敗5セーブ

負 加藤1勝1敗

カープがここまで唯一負けていたカード、そして同じ投手にまたしても破れて連勝は10でストップした。

一方、その阪神は5連勝。メッセンジャー投手は2勝目を上げた。

これで首位カープと2位の阪神とのゲーム差は2・5。
伏兵といっては失礼だが、面白いチームが追走してきた。

カープの先発は加藤投手。
ノーヒットノーラン寸前だった前回のプロ初登板はできすぎだったが、あのとき四球は7個与えていた。

この試合でも制球は定まらず6回で8個は大盤振る舞い。ここに5安打を絡められては失点するなという方がおかしい。

それでも3回の3失点以外は無難にまとめたのだから、これが加藤ルールということなのだろう。

一応はクオリティスタートはクリアしたわけで、結果はさておき及第点。
本人は試合後に、「すべては自分の責任だ」と語っていたが、それは彼の気持ちの問題だろう。
ここ最近のカープ打線の破竹ぶりを持ってすれば、勝ちゲームに転んでいてもおかしくはなかった。

メッセンジャーはといえば、加藤投手とは対照的に7回6被安打ながら四球は0にまとめていた。
これではさすがのカープ打線も付け入る隙はなかった。

これでボクシングでいえばカープ相手にワンツーパンチがヒットしたことになるメッセンジャー。
気分が悪かろうはずもなく、これからもカープにとっては鬼門となりそうだ。

中で気をはいたのが菊池。
もともとメッセンジャーには相性が良くて、昨季も9打数5安打と好結果を残している菊池。この日は二塁打を含む3安打の猛打賞の固め打ちで一矢報いた。

その菊池をタイムリーで返した新井は、通算2122安打で清原和博と並んで歴代25位となった。
今の彼に「衰え」という言葉は無縁らしい。

老いてますますお盛んな中年の星だ。
















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