横浜 0100002002-5
広島 0000003000-3
広島 0000003000-3
勝 三上1勝1敗 負 今村1敗1S セーブ パットン2勝1敗2S
いつからズムスタのショートには魔物が棲みはじめたのだろうか。
前日ふたつのショートゴロが“悪魔のジャッジ”になったばかりなのに、この試合でもショートへの打球がカープには凶となって勝ちに見放されることになった。
まず2回にベイスターズが先制した1点は、ショートへのゴロから生まれた。
4番筒香がレフトに二塁打、5番ロペスもレフト前に運んでノーアウト一、三塁。
ここで打席には前日の“悪魔のジャッジ”の片方の主役でもあった6番ショート倉本。
この倉本が大瀬良のカットボールを打ち損じて打球がショートに転がる間に、三塁走者の筒香が生還してのものだった。
そしてカープには致命傷となったのが7回表のショートゴロ。
2回から6回までを1被安打、1与四球と調子をあげて3者凡退のリズムに乗っていた先発の大瀬良が先頭のロペスを三振にきって、この回もすいすいいくかと思われた直後、6番ショートの倉本が放った打球が性懲りもなくショートゴロ。
これを捕球にいった田中のグラブの手が伸びきっていて、「これはやるな!」と予感した通りに田中が見事にファンブルしてしまった。
このエラーで出したランナーが、ピッチャー井納の「ここしかない」という一塁後方への信じられないようなポテンヒットで生還して、貴重なというかカープには致命的な追加点をゆるしてしまった。
ここで緊張の糸が切れた大瀬良が暴投して3点目を献上。
ここで勝負はついてしまった。
カープはその裏、一旦は同点に追いついたが反撃もここまで。
まるでショートに巣食う魔物にモグラ叩きでもされたかのように、最後は力つきた。
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神っているというか、貧乏神の仕業としか思えないプレイが、このところズムスタのショートを起点に展開している。
獅子身中の虫という。
まさにリーグの覇者カープの本拠地ズムスタのショートの守備位置あたりに、小さな魔物が棲んでいるかのようだ。
これで今季初の連敗、2カード連続しての負け越しとなった。
さらにいえば、延長戦での敗戦も初。
初ものづくしとはおめでたいときにいうものだが、ありがたくもない初ものが怒濤のごとくやってきた。
またこの日、先発ローテの一角を締めていた床田投手が左肘内側筋筋挫傷で安静加療3週間と診断されて登録が抹消されてもいる。
「仏滅か」
まさにそんな印象だ。
カープがまだ旧いほうの広島市民球場を本拠地にしていたころ、試合前になるとスタッフが各ベースに塩をまいてお清めをしていた。
もちろん三塁で江藤智選手が顔面に打球をくらって眼窩底骨折したような大ケガがないようにとの配慮からだったのだが、めったに行かない(行けない)せいか、いまのズムスタでこれをやっているのを目にした記憶がない。
ダイヤモンドの天然芝に塩は禁物だろうから、もしかしてこの美風は失われたのかもしれないが、「お祓い」の塩をショートにまいたほうがいいのではないかとすら思う今日この頃だ。
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